江戸時代の面影が残る 土佐街道

6世紀の初めごろ、大和朝廷の都造りのために集められた土佐(現在の高知県)出身者たちが住み着いたと言われる「土佐町」。そのメインストリートである「土佐街道」では、今も飲食店や骨董店、漢方薬局などの商いが行われ、年に一度開催される「城まつり」の日は多くの人で賑わいます。江戸時代に高取藩主となった植村家長屋門に施された意匠「なまこ壁(瓦を漆喰で塗り固めた)」は、今では日本中探してもあまりお目にかかれない代物。道の両側に備えられた水路、高取城から移築された表門など、町筋のあちこちに城下町の風情が残されています。

高取町

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